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東芝はテレビもパソコンもメモリーも捨てて全力でロボット事業に注力すべきだ

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東芝が過去最大の営業利益とテレビ・パソコン事業からの撤退を発表した。
 
 
 
 
 
東芝といえば、白物家電原子力、音楽、携帯電話、軍事機器etcetcというイメージがあるが、史上最大の危機を迎えているからこそ、あえて問いたい。
 
なぜ、東芝はロボット事業に注力しないのだろうか。
 
ASIMOAIBO、PEPPER、ロボホン
 
様々なロボットが出てきている。
 
なぜか、東芝の話はあまりきかない。
 
産業用ロボットやスマートクリーナーロボットは発売されている。
 
研究所では、人型ロボットの研究もされているだろう。
 
だが、なぜか原点であるロボット事業に注力しているという話がない。
 
そう、東芝の原点といえば「からくり人形」である。
 
 
ここまで精緻なロボットを開発したところが東芝の原点である。
 
当時、世界的に見て、ここまでの構造を実現した技術者はほとんどいなかった。
 
江戸時代、ヨーロッパではオートマタと呼ばれたロボットの開発も進められていた。


オートマタ作家・堀江出海さん 水戸で企画展

 
だが、江戸時代この細部まで洗練された技術、アートとテクノロジーを融合したプロダクトを作ったのは、田中久重だけだった。
 
そして結局、堀江出海さんのような日本人がヨーロッパのオートマタをハイクオリティで再現している。
 
ロボット産業は日本人が世界一上手なはずだ。
 
その後、東芝はロックフェラーの傘下に入り、アメリカの論理の元に事業を拡大し、そして、アメリカの論理の元にWHを買収させられ、大赤字を背負わされた。
 
日本企業がアメリカ企業を買収する時点でそこには何かしらのからくりがあり、最終的には日本が貧乏くじを引かされるのだ。
 
日本郵政の豪トール買収も同じであろう。
 
田中久重が生きていれば、このようなからくりは一瞬で見抜いていただろう。
 
東芝はもう一度、ロボットを作り、アートとテクノロジーを融合したからくり人形製造メーカーとして世界の最先端をいくべきだ。
 

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