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俺がお前を全力でぶん殴ればGDPが上がる問題

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GDP至上主義の問題点は下記のように語られている。
 
今日は、俺が俺がお前を全力でぶん殴ればGDPが上がることについて語ろうと思う。
 
ある日、突然、俺が理由もなく、隣のお前を殴る。
 
お前は躊躇する。
 
なんだ、お前はいきなりなんで俺を殴るのだ。
 
その瞬間、GDPが上がるのだ。
 
お前は、まず、病院を呼ぶ。そして、病院の売り上げが上がる。
 
そして、次にお前は保険の契約をする。
 
ある日、突然、隣の人に殴られた時の医療費を保証するいい保険がありますという保険の営業マンの営業トークに則って、契約をする。
 
次の瞬間、弁護士がしゃしゃり出る。
 
ある日、突然、殴りかかったあいつを訴えますか?訴えるといいお金が取れますよ、と弁護士事務所の売り上げがあがり、GDPが上がる。
 
そして、お前はドラッグストアに行き、絆創膏や包帯や色々なものを買い、ドラッグストアの売り上げがあがり、GDPが上がる。
 
そして、武器の会社やセンサーの会社や探偵やアルソックやロボットの会社や大小様々な会社が俺とお前に色々なものを売りつけて、さらにGDPが上がる。
 
資本主義とは結局、ドラッグビジネスのようなものだ。
 
本来、必要のないものを無理やり売りつけ、人々を中毒にし、食わせる必要のないものを喰わせ、ない欲望を無理やり喚起することで、成り立っている。
 
これを延長すると、戦争ビジネスになる。
 

軍産複合体が戦争やるぞやるぞ詐欺で武器を売りつけて商売をする。

そして、戦争があると石油から作った薬が売れてGDPが上がる。
 
 
 
陰謀論のサイトを検索すると、いくらでもこういう話は出てくる。
 
結局、一部の支配層は、そういった麻薬中毒のような世界は市民に押し付け、自分たちは一切、摂取しない。
 
ある日、俺がお前に優しくすると、GDPが一切、上がらない。
 
GDP至上主義というまやかしからいかに抜け出すかが求められているのではなかろうか。
 
今日もまた、アメリカがユネスコを脱退し、きなくさい戦争の気配が漂っている。
 
 
いい加減、我々は資本主義中毒から抜けるべきではなかろうか。
 
 
俺がお前をいきなりぶん殴ることが経済成長という名前で正当化される世の中が幸せな世の中だろうか?
 
いま、求められているのは、資本主義に代わる新たな価値観である。